初任の先生に教えてほしい「昨年のやり方ヒアリング作戦」

昨日コーチングした先生の学年には初任の先生が配置されていて、その初任の先生のサポートもする役目を負っているとのことでした。 初任の先生のクラスが混乱するのは当然なので、いろいろなことを情報提供して教えていかなくちゃなりませんね。
私は、いろいろなルールや約束事を決めていく際のやり方として、汎用性のある次のやり方をその初任の先生に伝えることを提案しました。
その汎用性のあるやり方とは、
「昨年のクラスでのやり方を、順次ヒアリングした後に、今年のやり方を提示する」
というものです。
例えば、朝のあいさつは誰がするか、なんてこと。 なんてことないことですが、初任の先生にとっては「?」となることになりかねません。
ですが、
「1年1組では、朝のあいさつは誰がしていましたか」 「日直です。」 「1年2組では?」 「あいさつ当番です。」 「1年3組は?「 「先生がやってました。」
と、まず昨年のやり方をヒアリングするわけです。 これで、情報を手に入れられます。
その上で、
「1年生のときのやり方はどれも、いいやり方だと思うけど、このクラス、2年1組では、日直さんにやってもらいます。 でも、少しやってみて具合が悪いようだったら、変えますね。」
とルールを提示するのです。
このやり方なら、どんなことでも応用できます。
また、もしかしたら、初任の先生には、昨年のやり方をヒアリングしても、即座に提示できないこともあると思います。 そのときは、
「1日よく考えて、明日、先生からルールを示すね」
と言っておけばよいのです。
時間稼ぎをしておいて、他のクラスの先生や先輩の先生に詳しく聞いてから、決めていきます。
勤務校に初任の先生がいたなら、ぜひ、この「昨年のやり方ヒアリング作戦」を教えてあげてほしいです。