「負担が重すぎない範囲の対応」へのアプローチ

今日は、「合理的配慮」で悩む点の2つ目です。 まあ、おそらくみんなが悩むものです。
それは、
・負担が重すぎない範囲の対応
です。
これって、逆に言えば、負担が重すぎたら対応できかねるということです。 ここでの対応は、主に「環境を整える」ことだと思いますが、そんな対応をすることで、従前に行っていたこと、他の業務に支障をきたすのだったら、それは対応できません。 そのようなことを、子供や保護者に伝えるわけです。
ただ、ここで伝えるとは、通告するというようなイメージではなく、対話するというイメージなのです。
これこれこういう理由で、今はできかねる。 ただ、他の方法だったら、できるかもしれない。
これこれこういう理由で、それはできない。 ただ、このような条件を満たせば、できるかもしれない。
このように、相手と対話しながら、今どきの世間の言葉では「落とし所」を探るわけです。
条件・環境を整える 回数や対応の程度を軽減する 他の機関を提示する ・・・
このようなことを、内閣府では「建設的な対話」と言っています。 まさしく、一方的な要求ではなく、また、一方的な援助・拒否ではなく、前向きな「対話」なのです。
このような捉え方なら、ギュッと身構えることなく、現在の身の丈にあった対応ができると思います。
いかがでしょうか。