「黄色いワッペン」詳細

昨日、「黄色いワッペン」が転売されていることを取り上げました。
ですが、そもそも、この「黄色いワッペン」がどのような由来で、どのような仕組みで成り立っているのか、をよく理解していないから、転売なんかするのだと思うのです。
「黄色いワッペン」は、
・損害保険ジャパン株式会社(損保ジャパン) ・株式会社みずほフィナンシャルグループ ・明治安田生命保険相互会社 ・第一生命保険株式会社
という、大手保険グループ4社が共同で行っている事業です。
それは、ご存じのように、毎年、全国の小学一年生に対して、交通事故傷害保険付きの「黄色いワッペン」を送っている、ホント、大規模な事業なのです。
このワッペンをつけている子が交通事故にあった場合は、当初は、保険有効期間が3ヵ月、保険金額が最高3万円でした。 ですが、今では、保険有効期間を1年間、保険金額を最高50万円になっています。
もちろん、保護者が保険金を支払うことはありません。 先の4社が、保険金を負担しているわけです。
この「黄色いワッペン」は、1965年にスタートしました。 子供を交通事故で失った母親の訴えが紹介された新聞記事がきっかけとなったということで。
2024年で60回目です。そして、これまでの累計贈呈枚数は約7,082万枚なのです。
考えてみてください。7000万人に送り続けるなんて、とてつもないことだと思いませんか。