雪崩事故、引率教師に実刑判決

5/30に、2017年に雪崩事故にあって8名が死亡した登山講習会に関わった高校教師に対する判決が、宇都宮地裁から下りました。
禁錮2年の「実刑」判決です。
えっ、「実刑」それも、禁錮2年! 正直、びっくりしました。
教師が「引き起こした事件」ではなく、教師が関わった事故に対する判決において、「実刑」という判決を、私はこれまで知りません。
それほど、教師側の管理体制に不備や杜撰さがあったということだと思います。
ただ、この登山講習会は、山岳の部活動であって、高校の教師が関わっていました。 冬山の山岳登山には、もちろん危険がつきものです。 そんな危険さが、この部活動にはつきものなのです。
ですが、危険が伴う部活動に携わっていて、事故が起こったら「実刑」が下されたとなると、今後、そんな部活動の顧問のなり手はいなくなるのではないかと、ざっくりと考えてしまいました。
登山だけでなく、危険が伴う部活動って、他にもあります。
・体操競技 ・トランポリン
は落下の危険があります。
・アーチェリー ・弓道 ・砲丸投げ ・やり投げ
は、誰かに当たる可能性があります。
・ボクシング ・レスリング ・相撲
は、格闘技ですので、相手の体を痛めつけるスポーツです。
このような競技の部活動顧問を、専門家でない教師が行うことは、まさしく「リスク」を抱えることになるのだと思うのです。
部活動のあり方について、またまた考えるきっかけにしてほしいです。