懐が深い?広い?

一昨日、昨日と「ストライクゾーンが広い」という言い方を使って、「色々なタイプの子を受容して活躍させる」先生について、メルマガを展開してきました。

実は、その「ストライクゾーンが広い」という解説をする際に、「懐が深い」という用例を使おうとして、「あれっ、懐が深い?、懐が広い?」と一瞬悩んでしまい、結局使うのをためらったのです。

ですから、今後の事も考えて、調べてみました。

結論から言うと、「懐が深い」が正しく、実際に多く使われているようですが、用例としては、「懐が広い」も使われているようなのです。

だいたい、懐ってもうイメージできないのではないかと思います。

懐とは和服を着た時に、胸のあたりに出来る空間のことです。もう、洋服しか着ない私たちにはあまり意味がよくわかりませんね。

懐が深いとは、胸のあたりにできる空間が深いことを転じて、包容力、度量、寛容力のあることを言います。

和服を着ていた際には、その懐にサイフを入れて外出したことから、懐がお金を意味するようになりました。

懐が暖かい→持っているお金が多いこと
懐が寂しい→持っているお金が少ないこと… 続きを読む

ストライクゾーンが広い授業

本日、配信スタンドの設定を間違えていて、朝に配信していませんでした。
誠に申し訳ありません。

今日のメルマガの話題は、同じ「ストライクゾーンが広い」でも、教材のストライクゾーンについてです。
この先生の授業は「ストライクゾーンが広い」と言った場合、「どんな子でも入ってこられて、活動できる」という意味ですね。
そんな授業を、いつもしたいものです。

こんなストライクゾーンが広い授業をするためには、教材を細分化して、非常に小さなスモールステップを作ることが大切です。

一番最初は、誰にでもできるところから入ります。
勉強が得意な子も苦手な子もみんなができます。
そして、ちょっと数字を変えるとか、ちょっとやり方を変えるとかして、課題を少しだけあげます。

こうして、だんだん課題をあげて行くのですが、ポイントはできてしまった子に対しても課題が与えられなくてはならないということです。… 続きを読む

学級経営でカバーする子ども像=典型となる子ども

この先生は「ストライクゾーンが広い」という言い方をします。
それは、この先生は「どんな子でも受け入れられる技量と度量がある」という意味です。
そんな先生に、ほんと、なりたいものですね。

私は、担任した子達、全員を満足させたいと思っていました。
ですが、完璧にどの子にも目を配ることはできません。そもそも、こちらが繰り出すことができる手立てにも、限度があります。

そんな有限の資源をどう活用するかと考えて、40代の頃から、学級経営案に「学級経営でカバーする子ども像=典型となる子ども」なる項目を作って、書いていました。

「学級経営でカバーする子ども像=典型となる子ども」とは、以下の対によって設定して、マトリックスとして示したものです。
1 勉強できる・苦手−運動のできる・苦手
2 … 続きを読む