私は昨日公園へ行った。

若手の教師が主催する教育サークルがあり、月に1回、そこに顔を出して勉強しています。
先日、その教育サークルで、向山洋一氏の学級通信を使って詩の授業の分析を行いました。
木下夕爾の詩「小さなみなとの町」です。

私が気になったのは、詩自体ではなく、詩の分析に使ったであろうレトリックの授業です。
それは、「倒置法」と「体言(名詞)止め」です。

母とふたりで
汽車でとおった
小さなみなとの町

おそらくは、このような部分を分析するためのレトリックの授業だと思うのです。

それは、

私は昨日公園へ行った。

です。
これまで、

恵理子は昨日新潟へ行った。

という「国語の授業が楽しくなる」で向山洋一氏が紹介したものを、私は知っていました。
しかし、この「私は昨日公園へ行った。」は、4年生の子たちを相手に実際に授業したものだと思います。
言葉がシンプルで、ずいぶんさっぱりしています。

私は昨日公園へ行った。
これを、A私 B昨日 … 続きを読む

「冷やかしやからかい・悪口」も「いじめ」

10/25、文部科学省が平成29年度の「問題行動・不登校調査」を公表しました。
「いじめ」について、過去最多となっています。

文部科学省「平成29年度児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果について」
http://supervisor-ex.com/L90494/b100/12951

これを受けて、「いじめ」の件数が、前年度より91,235件も増えて414,378件だったと盛んに報道されています。
確かに、「いじめ」の件数が、

平成28年度 323,143件
平成29年度 414,378件

と増えていれば、ぎょっとします。
増え過ぎです。約30%も増えていることになります。
これは、「いじめ」と認定する基準を変更して、少しの事案でも認定するような指導があったからです。
文部科学省は、平成29年3/16の「いじめの防止等のための基本的な方針」の改定で以下のように、「いじめ」の認知を改定しています。

けんかやふざけ合いであっても,見えない所で被害が発生していじめられた児童生徒の感じる被害性に着目した見極めが必要である場合もあるため,背景にある事情の調査を行い,児童生徒の感じる被害性に着目し,いじめに該当するか否かを判断するものとする。 http://supervisor-ex.com/L90494/b100/22951

このような認知の変更によって、今まで単なる「冷やかしやからかい・悪口」とされ、「いじめ」とされていなかった事案が、「いじめ」となったのです。 このことを理解すると、小学校の低学年での「いじめ」の増加が納得できると思います。

「冷やかしやからかい・悪口」は、「冷やかしやからかい・悪口」ではなく「いじめ」だと教えていく必要がありますね。… 続きを読む