今日、8月11日は 「山の日」です。国民の祝日として、昨年、制定されました。
まあ、夏休みのある子ども達や学生には、あまり関係のない祝日だと思います。
しかし、会社に勤めてる人たちにとっては、ありがたい?祝日だと思います。お盆休みがあって、上手に年休が取れたら、長い休みになるからです。実際、勤めている私の息子は、この「山の日」と年休を使って早めにお盆休みに入りました。
さて、「山の日」とは、どんな祝日なのでしょう。
「国民の祝日に関する法律」には、次のように書かれています。
山の日 八月十一日 山に親しむ機会を得て、山の恩恵に感謝する。
うーむ。
後半の「山の恩恵に感謝する」というのは、なんとなく、わかります。
山の森林、植物、作物、生物、治水、山にまつわる文化、宗教…… 、日本人は、古来、山とともに生きてきました。ですから、恩恵をもたらす山々に、感謝いたします。
「山の日」にちなんで、富士山が文化遺産として世界遺産に認定されたことを、ぜひ、子ども達に教えてほしいです。
ただし、前半の「山に親しむ機会を得て」は、言葉通りに考えると、ちょっと困ります。山に登ったりする機会は、そうそうないからです。横浜に住む私にとって、山は遠いです。まぁ、春に高尾山に登りましたから、よしとしましょうか。
でも、どうして山の日ができたのでしょう。
これは、 「海の日」が制定された時から、 「山の日」が制定されるのは、必然だったのだと考えています。
だって、海のない県(栃木県、群馬県、埼玉県、長野県、山梨県、岐阜県、滋賀県、奈良県)の人たちにとっては、「海の日」があるなら「山の日」があるべきだと考えるでしょう。海と山は、日本人にとってペアなのです。ですから、「海の日」の次は「山の日」なのです。