小学生が一番知っている都道府県は、一番有名で、なにかと話題になる東京都と思いきや、それが、違うのです。東京都は第6位でした。
では、第1位はどこだったのでしょうか?
2003年に、教科書用の地図帳を出版している帝国書院が「各県の認知度」調査を実施しました。これは「都道府県の名前と場所をどのくらい知っているか」を調べたものです。
第1位となったのは、どこかというと、一番北にあって、他の都道府県と区別しやすい北海道でした。言われてみると、なるほどそうだなあと言ってもらえると思います。
では、第2位はというと、これは北海道の逆になります。そう、一番南にある沖縄県です。一番北と一番南、それなら覚えやすいです。なるほどなるほどほど。
第3位は、本州の最北で突き出ている青森県です。確かに、これも、覚えやすいですね。
では、第4位はどこだったでしょう。それは、新潟県だったのです。
理由を私なりに考えてみると、ぱっと目につく「佐渡島」が新潟県にあるからではないでしょうか。
その次の第5位は岩手県で、第6位が東京都でした。
逆に、ワースト4の第44位が佐賀県、第45位が島根県、第46位が山梨県、そして、ワースト1の第47位は福井県でした。
さて、
学習指導要領に、「我が国の都道府県の名称と位置を身に付けることができるように工夫して指導すること」と明記されています。
ですから、子どもに意識して教えていかなければなりません。そうでなければ、福井県や山梨県がかわいそう?です。
帝国書院『小学生の県名認知度調査 結果報告冊子』
https://www.teikokushoin.co.jp/map/menu2/index05.html