私は、先生に成り立ての若い頃、あの?「よくできました」「たいへんよくできました」「がんばりましょう」の3つのハンコを、手に入れました。
しかし、しばらくすると、そのハンコは使わなくなりました。
その経緯については、昨日のブログに書きました。
私は、その後、「よくできました」ハンコの代わりに何を使っていたのでしょうか。
それは「ABC」という表記なのです。このブログに何度も登場する向山洋一氏にならって、使い始めました。
さて、この「ABC」を、先のハンコに当てはめて示すと、こうなります。
A=たいへんよくできました
B=よくできました
C=がんばりましょう
です。
が、「ABC」の場合は、加えて、もっと微妙な評定ができるのです。
A’
です。学生時代を思い出した方もいるかもしれません。
「’」ダッシュは「準」という意味で、A’だとAに準ずるものとなります。
まあ、「あと、ちょっとでA」という意味です。
また、ちがった微妙な評定で
A+
A-
という表記もあるのです。
A+は、Aよりちょっといい
A-は、Aよりちょっと劣る
となります。
ですから、昨日の例にあげた、いつもは雑だがその時は丁寧に作業した子には、「B+」と評定することができるのです。
努力したこと、ちょっとがんばったこと等、誉めることができるのです。
そうそう、昨日は、抜群の出来栄えでみんなのお手本になる作品に「たいへんよくできました」以上のハンコがないと話しました。
ところが、「ABC」には、「A」以上があるのです。
AA(ダブルA)
AAA(トリプルA)
です。
AAA(トリプルA)をもらった子は、飛び上がって喜んでいました。
工夫次第で、子どもはいろいろ誉めることができます。