月曜日には、算数のテストをやらない

月曜日に、私は算数のテストを極力やりませんでした。
だって、点数が必ず下がるからです。

金曜日に、横浜で教育サークルがあり、そこに6年生の先生が算数のレポートを持ってきました。
「立体の体積」についてのレポートでした。

そのレポートの考察に、このように書かれていました。
「算数のつまずき・攻略ポイント 6年生・立体の体積」山崎克洋

「今回の単元は合計5時間の短い単元である。しかし、予想以上に点数的には低くなった。これは様々な要因がある。
1つ目は、テストを月曜日に実施したことだ。今まで、月曜日に実施したことはなかった。それは土日をはさむと、子どもたちはすっかり教えたことを忘れて戻ってくることが多いからだ。 それにもかかわらず、今回進度のことも考えて、月曜日に実施した。その結果、先週まで教えていたポイントが見事に抜け落ちている子が何人もいた。」

とても、参考になる考察だと思います。

算数の学習は、例題→類題→練習問題を何度か繰り返して、最後に、単元のまとめの問題があります。
この単元のまとめの問題が、ほとんどテストの問題に直結するのです。
ですから、この単元のまとめの問題をやった後、すぐにテストをやれば、まだ覚えていることが多く、点数が良くなります。

土曜日、日曜日、子ども達の中には、けっこう忙しい子がいます。
また、土曜日、日曜日を「ぐだぐだ」と過ごす子も、けっこういます。

すると、月曜日にテストをやると、子どもたちは当然忘れているのです。
勉強ができる子はあまり忘れていませんが、勉強ができない子ほど忘れています。

テストが悪くて、良いことは一つもありません
子どもの自己肯定感が、ガクンと下がります。
お母さん・お父さんに自慢できませんし、かえって怒られるかもしれません。
おまけに、間違えたところのテスト直しも大変です。

月曜日に、極力算数のテストをやらない、これは、私にとって「鉄則」でした。
ちょっとだけ調整をすればよいのです。
それで、良い点数になるのですから、ぜひやってください。