みんなが困る アカンを探せ!

阪神電鉄が、線路沿いの1年生向けに下敷きを配布していることを知りました。
駅のイラストが描かれていて、駅でのマナーを学ぶ教材になっています。

タイトルは、関西らしく「みんなが困る アカンを探せ!」というもの。
今話題の「歩きスマホ」や「駆け込み乗車」などが描かれているのです。

子ども達はこの下敷きを見て、駅での「悪いマナー」を見つけていくのです。
間違い探しのような形式なので、とても興味深くマナーを学べると思います。

おっと、白杖の男性を案内する学生や、優先席を譲る子どもなど、見本とすべき「よいマナー」も描かれていることも忘れてはいけません。

画像を添付しておきましたので、「悪いマナー」「よいマナー」をご自身で見つけてみて下さい。

タバコを吸っている人… 続きを読む

「教える」のではなく「養う」

学期始めは、名前もれが多い時期です。
次から次へと名前を書くものが出てきたら、間に合わなくて、名前もれがあるのが当たり前です。

この名前もれに対して、どう取り組むかによって、大げさながら「教育の思想」がわかることを示してくれたのが向山洋一氏です。

私は、若いときに以下の文を読んで、感銘を受けました。
以来、子どもや保護者を非難しなくなりました。

「教える」のではなく「養う」イメージの典型例だと、私は考えています。

かつて、ある学校で、持ち物すべてに名前を記入することに取り組んだ。朝礼で目標を示して、各教室で点検したのである。
靴、帽子、教科書、文房具、実に様々なものに名前を記入しなくてはならない。当然、もれるものも出てくる。
だから、どの教室でも、「点検の表」が張り出された。毎日点検して、表に記入し、叱咤激励したのである。厳しく点検し、厳しく指導したのである。中には競争を仕組む教室もあった。

ところが、1人だけそんなことをしない若い女教師がいた。… 続きを読む

名前を先生が書いていいかな?

一昨日、小田原の高橋優先生の、1年生を担任した際の実践を紹介しました。
今日も、その冊子の中に、気になる一節があったので、紹介します。

1年生は、とにかく落とし物が多いです。「先生、・・が落ちていました。」
・・には、ティッシュやら、ハンカチやら、色帽子やら、ペットボトルやら…。
特に、ティッシュの落し物が多いです。また、ティッシュには名前が書いていないことが多いです。「これは誰のですか?」と聞いても、1年生は自分のかどうかわかりません。 こんな些細なことでイライラしたくありません。だから落し物で名前がなかったら、私が名前を書いてあげることにしています。

「名前が書いていない子おいで。名前を書いてあげますよ。」

たったこれだけで、教師も子供もストレスレスです。
「わ−い1年生担任」高橋優著

私も、高橋先生と同じようなことをやっていました。… 続きを読む