平成29年4月1日現在における子どもの統計

総務省では、5月5日の「こどもの日」にちなんで、平成29年4月1日現在における子どもの統計を発表しています。
ちなみに、子どもとは15歳未満とされています。中学生まで子どもなのです。
http://www.stat.go.jp/data/jinsui/topics/topi1010.html

発表データの順に紹介していきます。

1 子どもの数は1571万人、36年連続の減少
子どもの数は、前年に比べ17万人少ない1571万人で、昭和57年から36年連続の減少となり、過去最低となりました。
ちなみに、昭和57年とは第2次ベビーブームの子ども達が成長し終わる頃になります。

2 子どもの割合は12.4%、43年連続の低下
子どもの割合は、昭和25年には総人口の 3分の1を超えていました。
これは、どこに行っても子どもがたくさんいたということです。

しかし、その後どんどん減少していきます。
そして、平成9年に現在の日本を予想させることが起こります。
それは、65歳以上の割合15.7%より少なくって、15.3 % となったことです。
現在は、12.4%で過去最低です。
今は、お年寄りの方が子どもより圧倒的に多いのです。これって、実感できると思います。

3 子どもの数は東京都のみ増加
都道府県別の子どもの数をみると、前年に比べ増加しているのは東京都のみです。
これは、自然増というより社会像が多いのだと思います。
ちなみに一番減ったのは、大阪府でした。

4 子どもの割合は沖縄県が最も高く、秋田県が最も低い
人口における子どもの割合は沖縄県が最も高く、圧倒的な17.2%です。
沖縄県の出生率が都道府県で一番高いのはよく知られていることですから、これはうなずけることだと思います。
逆に、秋田県が10.3%と最も低いのです。これって、8年連続のことになるのですが、他の県と明瞭な差というほどでもありません。

グラフを見ていると、いろいろ考えさせられます。