競馬場に「赤鉛筆を耳に挟んだおじさん」はいたのか

この週末、サークルメンバーと一緒にナイター競馬に行ってきました。
近くに競馬場のような施設があるのに、まだ行ったことのないメンバーがいて、「渡辺先生、連れてって」と言われたからです。
もっとも、賭けるのは少額です。
今回の真の目的は、新たな体験を積むことと(=研修)と競馬場に集まる人たちの生態観察です。

私は「都市伝説?」かもしれない「赤鉛筆を耳に挟んだおじさん」はいるのかを課題に、競馬場に集まるおじさんたちを観察していました。

結論を言えば、「赤鉛筆を耳に挟んだおじさん」は一人もいなかったのです。
ナイター競馬は、競馬おじさんだけでなく、仕事終えたスーツ姿のサラリーマンや家族連れもたくさんいました。(競馬場内に遊具もたくさんあって、子供たちは遊べるのです。)若い女性たちだけのグループもいたのです。 それでも、一定数の競馬おじさんたちがいて、そのおじさんたちの耳を私は必死になって見つめていました。
しかし、誰一人、赤鉛筆を耳に挟んでいませんでした。
赤鉛筆おじさんは死滅していたのです。

赤鉛筆おじさんの代わりにいたのは、赤ペンを持った人たちです。

競馬場で、馬券を購入する際には、「マークカード」というマークシートを使います。
調べてみると、競馬場のマークシートの読み取りは、センター試験などよりも優秀なので、鉛筆でなくてもよいのです。
(ということは、センター試験もやり方が変えられるのです。)

鉛筆や赤鉛筆だと、ごしごしと塗るのに時間がかかります。
私は、置いてある鉛筆でごしごしとやっていました。
しかし、赤ペンならさっと一筆です。一瞬です。
おまけに、目立つし、かすれることもありません。

これなら、馬券購入の締切時間が間近になっても、手早くマークができます。
やってみるとわかりますが、どの馬にしようか、けっこうぎりぎりまで悩むのです。
そんな時は、のろのろできません。
やはり、赤ペンです。

ちなみに、赤ペンは競馬場の売店で売っています。

そうそう、で、馬券を当てたかどうかですね。
私は、5レースやって、一つも当たらなかったのです。おおっ。