センター試験の鉛筆は、なぜH,F,HBに限るのか

競馬場のマークカードについて調べたので、ついでにセンター試験のマークシートについても調べてみました。
なぜ鉛筆でなくてはいけないのか。なぜ鉛筆の濃さまで指定しているのか。疑問でした。

平成30年度センター試験Q&A「所持品について」の項目です。
http://www.dnc.ac.jp/center/faq.html#syojihin

受験票・写真票のほかに試験時間中,机の上に置けるものは,次のとおりです。
・ 黒鉛筆(H,F,HBに限る。和歌・格言等が印刷されているものは不可。)

なぜ、H、F、HBに限るのでしょうか。
おそらく、読み取りの機械で確実に読み取れる濃さが、H、F、HBの黒鉛筆で書いたマークなのだと思います。
2Hや3Hなどの薄い鉛筆だと、読み取れない可能性があります。… 続きを読む

競馬場に「赤鉛筆を耳に挟んだおじさん」はいたのか

この週末、サークルメンバーと一緒にナイター競馬に行ってきました。
近くに競馬場のような施設があるのに、まだ行ったことのないメンバーがいて、「渡辺先生、連れてって」と言われたからです。
もっとも、賭けるのは少額です。
今回の真の目的は、新たな体験を積むことと(=研修)と競馬場に集まる人たちの生態観察です。

私は「都市伝説?」かもしれない「赤鉛筆を耳に挟んだおじさん」はいるのかを課題に、競馬場に集まるおじさんたちを観察していました。

結論を言えば、「赤鉛筆を耳に挟んだおじさん」は一人もいなかったのです。
ナイター競馬は、競馬おじさんだけでなく、仕事終えたスーツ姿のサラリーマンや家族連れもたくさんいました。(競馬場内に遊具もたくさんあって、子供たちは遊べるのです。)若い女性たちだけのグループもいたのです。 それでも、一定数の競馬おじさんたちがいて、そのおじさんたちの耳を私は必死になって見つめていました。
しかし、誰一人、赤鉛筆を耳に挟んでいませんでした。
赤鉛筆おじさんは死滅していたのです。… 続きを読む

「本当によい先生の見分け方」黒板に「めあて」を書くかどうか?

2018/05/20

須貝 誠先生の「本当によい先生の見分け方」の5つ目、最後です。
「黒板に「めあて」を書くかどうか?」です。
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/55260

これは「黒板に「めあて」を書かない先生がよい先生」です。

須貝先生はこのように述べています。

一部の偉い人たちは、「めあて」を黒板に書くことをすすめる。「めあて」なんていらないのに!何の勉強を始めるのか分からなくても平気だ。むしろ、いきなり始めた方が盛り上がる。集中する。子どもの頭の中にも残る。
最近は、附属小学校の教官でも「めあて」に批判的だ。「めあて」を書いたからと言って、子どもの学力が伸びるとは限らない。書かなくても伸びる。「めあて」書くと、何が始まるのというワクワク感もなくなる。 演劇だって、いきなり始まる。「何だ!何だ!何が起きるの?」と一瞬で、劇の中に引き込まれる。当然、「めあて」を観客に知らせることはない。 … 続きを読む