子供の自殺が一番多い日。
それは、9月1日です。
9月1日問題と言います。
冬休み明けの2018年1月8日のメルマガでも話題にしましたが、夏休み明けに、学校に行くのが恐怖でしかたなく、思いあまって自殺する子供が多数いるという問題です。 今年はカレンダーの関係で、始業式が8月27日(月)か9月3日(月)の学校が多いと思います。
ぜひ、少しでも気になるお子さんがいたらアクションしてください。
9月1日問題。
添付したデータを見れば、一目瞭然です。
平成26年度自殺対策白書(抄) http://supervisor-ex.com/L90494/b100/12381
この白書には、このような記述があります。
・18歳以下の自殺者において、過去約40年間の日別自殺者数をみると、夏休み明けの9月1日に最も自殺者数が多くなっているほか、春休みやゴールデンウィーク等の連休等、学校の長期休業明け直後に自殺者が増える傾向があることがわかる。
・学校の長期休業の休み明けの直後は、児童生徒にとって生活環境等が大きくかわる契機になりやすく、大きなプレッシャーや精神的動揺が生じやすいと考えられる。
痛ましい子供の自殺を止めるため、鎌倉市図書館と上野動物園のメッセージを2018年1月8日に紹介しました。
長期の休みが明ける前に
http://supervisor-ex.com/L90494/b100/22381
私は、長期の休みが明ける前には、必ず、不登校気味だったり、学校に行きたくないとぐずった子に電話をかけていました。
さりげなく家庭訪問をしたこともありました。
そんな子は、白書が言うように、もしかしたら学校が始まるので、大きなプレッシャーを感じて不安になっているかもしれないと思ったのです。 ですから、子供と電話で話す中で、「大丈夫だよ。先生は待ってるから、安心して学校においで。」というメッセージを送っていました。
ちょっとしたことです。そんなに手間がかかることではありません。
ぜひ、少しでも気になるお子さんがいたらアクションしてください。