インドネシアの地震報道から、日本に生まれたことをあらためて考えました。

インドネシアで大きな地震によって巨大な津波が起こり、多くの方が亡くなったり、行方不明になったりしています。
一方、地震直後から、インドネシアでは物資や燃料の略奪が起こっていることも報じられています。

私は、「日本人」を題材にした授業を行う際、東日本大震災において日本人が整然と震災に立ち向かったことを取り上げています。
コンビニにきちんと並んで食料を確保しようとする姿、ガソリンスタンドに延々と並んで燃料を求める姿を示して、日本人の特性だと子供たちに教えていました。

今回も、インドネシアの人たちの姿を見て、日本人と比べました。そして、「やっぱり、日本人はすごい」と思いました。
そして、言いたいはないのですが、インドネシアの人たちの残念な特性を感じました。

伝えられた映像では、略奪のことを「あれがない、これがない、こういう状況だから仕方がない」と当事者は言っています。
しかし、その様子は地震が起きた事を言い訳にして、ここぞとばかりに盗んでいるように見えるのです。

それでも、インドネシアがもつ「仕方なさ」も考えたのでした。

まず、
日本では、地震でもビルや家屋の倒壊は比較的少ないです。そして、もちろん水道や電気などのライフラインの寸断はありますが、復旧は早いです。 多くのコンビニや商店も、すぐに応急的にでも営業を開始します。
政府や自治体、自衛隊も、すばやく災害対応して、救援支援物資の支給もすばやいのです。

そして、
過去の経験から、消防や自衛隊が最大限の救助活動をしてくれるという信頼感があります。
ですから、ひどいパニックが起こらないのです。

一方、
インドネシアでは、政府や自治体をあまり信用していず、「自分の身は自分で守る」ことをまず考えてしまうのだと思います。
助けが来るのを待って、並んで配給などを受けるよりも、略奪してしまうのだと思うのです。

インドネシアの地震報道から、日本に生まれたことをあらためて考えました。