乱れた靴箱を整頓する

放課後、汚れた教室を掃除するのにはわけがあります。
翌朝、登校してきた子供たちに乱れた光景を見せたくないのです。
汚れた、乱れた光景からスタートする一日が、まともな一日になるわけがありません。

とすると、教室に行く前に、登校して真っ先に目にする場所があります。
そう、靴箱です。

ある発達障がいの子たちは、靴箱に靴をそっと置くということがなかなかできません。ドカッと投げ入れるのです。
すごい子は、靴をガシッとつかんで靴箱に押し込むので、靴の前後や上下が乱れたまま、靴箱におさまることになります。もう、無茶苦茶です。 朝、登校して、この状態から一日をスタートさせると考えるとぞっとします。

私は、放課後、教室から職員室の通り道にある靴箱に寄って、子どもの靴をそろえることを習慣にしていました。
それは、乱れたクラスのときも、そうでないときもです。

斎藤一人さんもこんなことを言っています。

「何をやっても途中から失敗してしまう人。邪魔が入る人。うまくいきかけたけれど、最終的にどうもうまくいかない人。自分の家の玄関を掃除してください。 自分の家の玄関を思い出してください。いろいろなものが置いてあって、ごちゃごちゃしていないですか?
家族の人数以上に、靴は出ていませんか? 例えば家族が3人しかいないのに、玄関には靴が10足出ていませんか?
(中略)
玄関が雑然としてごちゃごちゃしている家がある。そうすると、なぜかうまくいかないことが起こる。」
「普通はつらいよ」 斎藤一人

クラスの靴箱を整頓するのに10秒とかかりません。スッキリさせましょう。