「やる気になる」一番の方法は、「とにかくやり始める」こと

なんだか「この仕事やりたくないなあ」と、グズグズしてしまうことがありますね。
私にとって、一番グズグズしがちだったのが通知表づくりでした。
では、この「やる気にならない」心を、どうやって「やる気になる」心にしていったらよいのでしょう。

「やる気になる」一番の方法は、

「とにかくやり始める」

ことです。

当たり前のことを言わないでくれ、と言われそうですが、脳と体の関係を調べた実験から、

「実際の動作に脳は強い影響を受ける」

ことがわかっています。

「人はやり始めると集中する」

のです。

アメリカの生理学者のリベットが行った実験があります。

それは、すごく簡単に言うと、人が指を動かそうと意識するよりも先に、筋肉に指を動かせという命令が出ていることがわかった実験なのです。 ということは、筋肉の動きの命令を受けて、指を動かそうと意識したのだと考えられるのです。

これは、意識したから筋肉が動くのではなく、逆に、筋肉が動いたから意識が動くことを示しています。

「実際の動作に脳は強い影響を受ける」

ということです。

だから、少しでいいから、とにかくやり始めるのです。

私の場合は、通知表の特別活動の記録の部分を立ち上げ、係や当番は何か書き入れることにしていました。
すると、その子がやっている係活動の様子がふっと浮かび、それをメモのように書き入れていました。

こうして、知らぬ間に集中して、たくさんの子についてのコメントが出来上がることもあったのです。

「とにかくやり始める」

これって、「極意」です。