V6の「学校に行こう」でやっていた「未成年の主張」。
私は、かつて、クラスの集会でやったことがあります。
その時のロケーションは、番組と同じ「屋上から叫ぶ」というものだったのでした。
が、教育サークルのメンバーである山崎克洋氏が、教室でやって大変盛り上がったと報告してくれました。
なるほど、それなら簡単にできます。
ただ、このネタについても、ステップが必要です。
山崎氏はこんなステップで行いました。
・動画を見せる。(学校へ行こうに出てくる面白いやつ)
・例示を音読する。
・例示を参考にして書かせる。
・実際にみんなでやってみる。
初めて行う子供にとって、「例示」がとても重要なのです。
では、その例を示します。
例1 文句系
(1)5年1組 田中花子
全員「イェーイ!」
(2)私は○○さんに言いたいことがある!!
全員「な〜に?」
(3)それは、毎日毎日、私の消しゴムや本を借りようとすることだ!!
全員「イェーイ!」
(4)いい加減に自分で持ってこい!私はTSUTAYAじゃね〜!!
全員「イェーイ!」
例2 感謝系
(1)5年1組 山田太郎
全員「イェーイ!」
(2)僕が最近困っている時、助けてくれた人がいる。
全員「だ〜れ?」
(3)それは、○○さんだ!!
全員「イェーイ!」
ぼくが、忘れ物をして困っていると。いつもいつも鉛筆や消しゴムを優しく貸してくれる。
全員「イェーイ!」
(4)○○さん、いつもありがと〜!!
全員「イェーイ!」
例3 悩み系
(1)5年1組 山田三郎
全員「イェーイ!」
(2)僕は今、悩んでいることがある!
全員「な〜に?」
(3)お父さんがいつも、僕の近くでおならをすることだ!
全員「イェーイ!」
(4)気絶するから やめてくれ〜!!
(だれか 我が家に 空気清浄機を買ってくれ〜!!)
全員「イェーイ!」
この「未成年の主張」集会は、ぜひ、どぎつくなく、微笑ましくやってください。
きっとおもしろいですよ。
これに加えて、「恋愛系」もありました。
(1)5年2組 田中一郎
全員「イェーイ!」
(2)僕にはずっと前から、好きな人がいる。
全員「だーれ?」・・・
というタイプです。
渡辺先生
山崎です。
取り上げて頂き、ありがとうございます。
すでに第二回未成年の主張大会をやりたいと熱望している子がたくさんいます。
カラオケ大会などでもそうですが、最初はある程度、狭い空間でやる方が、盛り上がっている感じが出て、良いと思っています。
私のクラスでも
プチはやっています。
きっかけは、
朝にこどもたちが自主企画でやっていた長縄を、三階のベランダから私が子ども達に呼びかけたことでした。
私「3年3組のみんなに〜、い〜たいことがある〜」
子「な〜に〜」(ノリのいい子やんちゃ軍団が直に返してくれました)
私「今日は、学年集会がある〜。はよ、3階のピロティ〜に〜、帰って、こ〜い〜」
子「わ〜、(一斉に校庭から走って校舎に入ってきました)」
先週は朝、会社(係)連絡を「未成年の主張風」にしていました。
子「みんなに〜、株式会社レークから〜、い〜たいことがある〜」
皆「な〜に〜」
子「今日の中休み、ドッジボールするから、きてね〜」
皆「ワー、パチパチ(拍手)」
3年生でも十分に楽しみながらできるんだなぁ
と感心してみました。
ぜひ、機会があればやってみて欲しい実践です。