「もう言いました」と突き放す対応は、ADHDの子によくない

発達障害の理解は、日々進歩しています。
マスコミが取り上げることも多くなり、一昔前には考えられないくらい認知が広まったと思います。

では、より理解が進んだことによって、発達障害の子が十全に発育できるような適切な対応がされるようになったでしょうか。

どうも、そうでもないような気がします。
まだまだ、不十分です。

ですから、このメルマガでは、自戒をこめて、発達障害の学び直しをやっていこうと思います。

まず、「ADHD」(注意欠陥・多動性障害: Attention-deficit hyperactivity disorder)について。

ADHDの3大症状というのがあります。
・不注意
・衝動性
・多動性
この3つの症状があると、ADHDだと判定されるというものです。

このうち、「不注意」(注意欠陥)については、よくこんな例が出されます。

「教科書を出してたら、25ページの3の問題をやりなさい」
と指示した瞬間に、

「先生、どこやるの?」

と聞いてくる子がいる。

確かに、そんな子がいます。
このメルマガの読者のクラスにも、きっといると思います。

では、この「先生、どこやるの?」に対して、どう対応したらよいのでしょう。

かつて、私はそんな問い返しに対して、

きっぱりと、

「もう言いました」

と言葉を返していました。

ですが、
この「もう言いました」と突き放す対応は、ADHDの子にとってよくないのです。

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