そろそろ、成績付け、通知表にコメントを書く時期になってきたかと思います。
この成績付け・通知表のコメント記述、周期的にやってくることなのですが、なかなか慣れることができないものです。
正直、私がそうでした。
さて、
道徳のコメントを、通知表に書いている先生も多いでしょう。
もちろん、ポートフォリオを用いて、道徳授業の記録をきちんとつけていて、それを元に書いているのだと思います。
そこで悩むのは、このポートフォリオに記録された感想や考えのうち、どれを使って通知表に書こうかということです。
材料はたくさんあるけれど、どれを使う?
です。
私は、委員会活動やクラブ活動、係活動などについて、「あなたは何の活動をやったのか」「特にがんばった活動は何か」など、要するに、「通知表に書いてほしいことは何か」を子供自身にアンケートをとって、それを参考にしていたのです。 このようなことは、道徳の通知表のコメントにも使えます。
子ども自身に、道徳授業を振り返らせるのです。
「特に考えた」授業
「特に感動した」授業
「生活や考えが変わった」授業
・・・
そのような授業を選び、その授業を選んだ理由も、子供に書かせるのです。
文部科学省は、道徳の評価について、このように述べています。
・道徳的価値の理解を自分自身との関わりの中で深めているかといった点を重視すること
このような指針に、もちろん合致していると思います。
http://www.mext.go.jp/component/b_menu/shingi/toushin/__icsFiles/afieldfile/2016/08/08/1375482_1.pdf
子供も考えながら振り返るし、教師も通知表の参考になるし、とよいことだと思ってます。すこし、時間がかかりますが。