新たな地図記号「自然災害伝承碑」

13年前の平成17年、それまでの地図記号に、新たな地図記号が加えられました。
「老人ホーム」と「風力発電用風車」です。
3年生の社会で授業をした先生も多いと思いますが、「杖」と「風車」のデザインの地図記号です。
ご存知だと思いますが、「老人ホーム」は小学生が、「風力発電用風車」は中学生が考えたデザインなのです。

そして、3月15日、国土地理院が新たな地図記号を加えました。
「自然災害伝承碑」です。

「自然災害伝承碑」とは、過去の自然災害の記録を刻んだ各地の石碑や供養塔など、災害のモニュメントのことです。

昨年7月の西日本の豪雨で大変な被害を受けた広島県坂町にも100年以上も前の水害の石碑があったのですが、地図に掲載されていなかったのです。 そのため、地域に水害の伝承や防災意識が十分伝わっていなかったと考えられています。
このようなた反省もあって、この「自然災害伝承碑」の地図記号を作ることになったのです。

デザインは、石碑のイメージそのものです。

これを活用して、防災地図を作る際に役立てたり、授業で利用したりすることができます。
海岸沿いの地域など、この「自然災害伝承碑」が思ったよりあるかもしれません。
ぜひ、注目してください。

もちろん、地図記号の授業で扱ってください。

国土地理院
http://www.gsi.go.jp/bousaichiri/bousaichiri190315.html

コメントを残す

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください