そもそも、新卒教師のクラスでは情報が伝わらないことで荒れることがある

新卒教師のクラスが、新年度だんだん壊れていく過程が、向山洋一氏によって「子供を動かす法則」に描写されています。

「先生、窓開けていいですか」
「先生、外で遊んでいいですか」
・・・

次から次へと子供たちは聞いてきます。
先生は、一つずつ答えていきます。

そのうち、たくさんの先生の回答のうち、食い違いが生ずるのです。

そして、クラスに複数のルールが生じて、子供同士のトラブルが起こります。
それは、先生の答えがずれていたからです。

こうして、教師の権威が失墜して、クラスが荒れていくのです。

そう、これは「全員の原則」をはずしたことによって生じたクラスの荒れなのです。
「指示は、全員に伝えよ」ですね。

もうちょっと詳しく見てみます。

新卒教師のクラスは、全体への情報の伝わり方が混乱しています。

「全員の原則」で描写された例は、新卒教師のクラスでは情報がいくつもいくつも伝わるので、やるべき事・ルールが分裂して、クラスが荒れていくというものです。

もう一つ考えることがあります。

そもそも、新卒教師のクラスでは情報が伝わらないことで荒れることがあるのです。
この例が、「全員の原則の補足」なのです。

・手にものを持っていて聞いてない
・教師に体をを向けていないので聞いていない
という状況は、情報が伝わっていないということなのです。

「全員の原則」、深い原則です。

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