「振り子」のまとめは、「ブランコ」が楽しい

小学校5年生の理科に「振り子」の単元があります。
けっこう測定に誤差があって、難しい単元なんですが、まとめとして「ブランコ」を扱うととても効果的です。
(このごろは学校にブランコがなくなってきたので、近くの公園にでも行って実験してみてください。)

NHK for Schoolを参考に、実験を説明します。

1 同じくらいの背の高さ、重さの子二人が、となりあってブランコに座り乗りします。
こいでいると、2つのブランコのゆれるテンポは同じです。

2 一人が勢いよくこぎだし、ブランコを大きくゆらします。
でも、ゆれるテンポは前と変わらりません。

3 次に、一人がランドセルを背負いました。重そうです。
でも、重くなっても、テンポは変わりません。
ゆらゆらのテンポ。大きくゆれたときも、重くなったときも、同じなのです。

4 最後に、一人がブランコに立ってこぎました。
座って乗っている子ども。立って乗っている子のブランコが1往復する時間をくらべてみると、1往復する時間がちがいます。
立って乗る方が、1往復する時間が短いのです。

振り子の周期は支点から重心までの長さにのみ影響されます。
ブランコをこぐときの重心は、座って乗っているよりも立って乗っている方が支点に近く、周期は短くなります。つまり早くなるのです。

ぜひ、教室の実験とは別に、みんなでワイワイしながら実験してみてください。
楽しいですよ。

コメントを残す

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください