一つの言葉から連想をスタートさせ、次々と連想させたものをつなげていき、そのつながりを元に詩を作るという国語の単元があります。 この連想マップづくり自体は非常に楽しく、どの子も楽しんでやります。
しかし、そこから詩にまとめていくのは難しく、なかなかできあがりません。
トークライン8月号において、松崎力氏は、このような単元をちょっと工夫して、 どの子にもステキな詩を書かせています。
ポイントは「大作主義からの脱却」「詩の構成(起承転結)を廃す」いうことです。
例えば「春」という言葉から、次々と連想されていきます。
春・桜・ピンク・かわいい・柔らか・ひらひら
春・風・あたたかい・空・青
春・菜の花・ミツバチ・黄色い畑・きれい
春・4月・入学式・1年生
こんな連想マップを松崎氏は例示しています。
この連想をみんな使うんです。
やり方は、
・言葉の広がりごとる羅列させる
・最後に「春」というまとめの言葉を入れる
のです。
この連想マップから次の詩が生まれました。
ピンクの桜
やわらかな花びらが
青い空へと流れる
あたたかい風
菜の花の黄色い畑
集まるミツバチの群れ
いよいよ四月
入学式を迎えた一年生
ああ、今、春
とても簡単で、しかも情感あふれる詩になります。
ぜひ、やってみてください。
教育トークライン2019 8月号
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