昨日、じゃんけんの必勝法?について、お話ししました。
必勝法というか、ジャンケンをしたとき、グーチョキパーのうち、グーを出す人が多かったのですね。
すると、じゃんけんをしたら、パーを出せば勝てる確率が高くなるというわけです。
この記事を書いたのは、桜美林大学リベラルアーツ学群教授の芳沢光雄氏です。
東洋経済ONLINE
https://toyokeizai.net/articles/-/295436
実は、この調査には続きがあります。
それは、じゃんけんでアイコになった場合、次のじゃんけんでは、同じ手を出すか、出さないかという調査です。
じゃんけんをしたら、グーとグーでアイコになりました。
次に出すのは、グーを出しますか?それともチョキかパーを出しますか?
芳沢氏が調べたところでは、このようなデータになりました。
「2回続けたじゃんけんは延べ1万833回であったが、そのうち同じ手を続けて出した回数は2465回であった。」
このデータをどう読み解きまらよいのでしょう。
これは、1万833回のうちで2465回ということは「人間は同じ手を続けて出す割合は3分の1よりも低く4分の1近くしかない」ということなのです。
すなわち、「人間は2回続けるじゃんけんで異なる手を出したがる」のです。
アイコになった場合、次には、違う手を出す確率が高いということです。
ということは、グーであいこになったら、相手は違うパーかチョキを出す確率が高いので、こちらはチョキを出せばよいことがわかります。(相手がパーなら勝ち、チョキならアイコ)
汎用的に言うと、
「2人でじゃんけんをしてアイコになったら、次に自分はその手に負ける手を出すと有利」
なのです。
先の例の「グーでアイコ」になったら、そのグーに負ける手であるチョキを次に出すの有利なのです。
今度も、このことは子供には黙っていて、いざという時に勝ちましょう。