「御中」「様」は難しい

今年の文部科学省学習状況調査(学力テスト)の中学校3年生国語において、封筒の宛名書きで、「御中」を書く問題が出ました。
この問題については、当メルマガに書きました。

さて、
「御中」とは、どんな場合に使うのでしょうか。
「様」とは、違うのでしょうか。

基本的な考え方・マナーとして、

「御中」
・組織・団体宛に使う

「様」
・個人宛に使う

のです。

ですから、

・・・教育委員会事務局 御中
・・・株式会社生産管理部 御中

となり、

渡辺喜男 様

となります。

だだし、ややこしいのが、私達の「学校」です。

横浜市立・・小学校 御中
神奈川県立・・高等学校 学生課 御中

横浜市立・・小学校 渡辺喜男 様

は、ルール?通りです。

しかし、「先生」がつくと、ややこしくなります。

「横浜市立・・小学校・・先生」
には、「様」をつけるか、つけないかです。

これは、つけないのです。

「先生」は、すでに敬称なので、「様」はつけないのです。
恥ずかしながら、私は、「横浜市立・・小学校・・先生 様」として書いていた時期がずいぶんありました。

私のようにならないよう、気をつけましょう。