語りを入れる

教育サークルの冊子に、クラス担任2回目の先生が、「二度目の学級担任としての学び」を書いています。
その一つが「語りを入れること」です。

「さまざま語りをすることを覚えた。セミナーや本で教えていただいた語りを、未熟ながらも実践した。」
「子どもたちは、こうした話を聞き、考えを広げたり、大人に対する尊敬のようなものを多少なりとも感じたりするのではないだろうか。」

知識とは違う「知恵」のようなものをもっている大人=先生という図式です。
子供たちは、授業ではない「語り」(の話)が大好きです。

それは、教訓だったり、マナーだったり、世間の渡り方だったり、人間関係のヒントだったり、行事・イベントの意味づけだったり・・・、普段、「当たり前」として行っていることを、違う角度から照らして、新しい意義を与えてくれます。

この先生は、「語り」の重要性に気づき、学校での行動の意味を子供に語っていきます。
・あいさつの大切さ
・靴箱をそろえる意味
・努力の価値
・・・
意味がわかれば、子供たちは納得して行動します。
意味がわからなければ、心は安定しないのです。

安定したクラスを担任している先生は、「必ず」このような「語り」を取り入れているはずです。

ぜひ、皆さんも、折にふれて「語り」を集めていってください。