教室の椅子にテニスボールをつけよう

教育トークライン2020年4月号のグラビアページに、久野歩氏が椅子にテニスボールをつけた取り組みを掲載しています。
このテニスボールの実践、今ではけっこうポピュラーになりましたが、私はずいぶん前からのこの実践をやっているのです。

きっかけは、 補聴器をつけた子を担任したことです。
椅子を引きずる音が非常に気にさわるので、それを何とかしたいというのがきっかけでした。
調べると、このテニスボールの実践が行われていることを知りました。

テニスボールは、テニススクールで使わなくなったお古のボールをもらいました。
それに大型カッターで十字に切り込みを入れて、椅子にはめました。

効果はてきめんです。

机や椅子を引きずって運んだ時にものすごい音がします。授業中にグループを作るために椅子や机を移動させるたびに、起こるのです。… 続きを読む

本当の採用試験問題を「難問」として行う

教育トークライン2020年3月号で、林健広氏は、6年生算数の授業において、本当の採用試験問題を「難問」として行うことを提案しています。 それは、警察官採用試験の教養問題です。

こんな問題です。

「ある警察署で、A〜E のスリ団を逮捕した。スリ団の団長が誰であるかを聞いたところ、各人は次のように話したが、真実を言っていたのは一人しかいなかったものとすると、スリ団の団長は誰か。

A「私もDも団長ではありません」
B「 団長は C か … 続きを読む

「ポジティブ・チケット」

カナダには「ポジティブ・チケット」なる制度があることを知りました。
ポジティブチケットとは、「善行切符」と訳されています。

警察が渡す切符というと、すぐ思い浮かぶのが「交通違反反則切符」です。
言ってみれば、これは「ネガティブ・チケット」です。
「あなたは悪いことをしました」のチケットです。

ところが、カナダの「ポジティブ・チケット」は逆です。
「あなたはよいことをしました」のチケットなのです。

この「ポジティブ・チケット」は、ウォード・クラッパムという警察署長さんによって考案されました。
・きちんと信号を守る
・自転車に乗る時はヘルメットをする… 続きを読む