辞書引きに毎回取り組む

最近、国語辞典をひいたことがあるでしょうか。
私は、国語辞典を引くことは全くありません。どこに国語辞典があるかさえわかりません。
もっぱら、「Google先生」に教えてもらっています。

しかし、小学校の子供達に国語辞典の学習は必要ないのかというと、もちろん必要です。

五十音の順に言葉が並んでいること、動詞は終止形で検索されることなど一定のルールで、言葉が調べられる仕組みを知ることはとても大切なことです。 また、一つの言葉にいくつもの意味があるということも一目瞭然でわかります。

国語辞典というアナログの素養があった上で、デジタルの「 Google 先生」なのです。

教育トークライン2020年10月号に、田丸義明氏が「楽しく語彙の指導」というタイトルで、辞書引きについて述べています。

それは、辞書の引き方を教えた上での毎日の取り組みです。無理なく、自然に辞書引きの練習量を積み重ねていくという指導です。

「先生が黒板に言葉を五つ書きます。辞書で一つ目を調べます。見つけたら立って意味を読みます。次に、二つ目を調べ、見つけたら立って読みます。これを3分間行います。すべてを見つけられなくて構いません。」 そして、先生は立った子に対して「速い」と褒めたり、教えることが必要な子に声をかけたりするのです。
こうやった辞書引きを国語の授業のたびに行うことで、辞書の使用率が高くなります。

この辞書引きの指導をやっていくと、きっと子供たちは競争のように辞書を引くようになります。
そうなると、辞書の引くスピードが格段に速くなります。

ちょっとした時間ですので、ぜひ取り組んでみてください。