算数と言うと、計算をしたり、問題を解いたりしているイメージがありますが、時に数や数学にまつわる話をしてあげることで、子供達は算数を身近に感じることができます。
教育トークライン2020年10月号に村野聡氏が奇数と偶数にまつわるエピソードを紹介しています。
3月3日は何の日ですか。
お雛様の日ですが、 「桃の節句」とも言います。
5月5日は何の日ですか。
こどもの日ですが、「端午の節句」とも言います。
7月7日は何の日ですか。
七夕の日ですが、「七夕(しちせき)の節句」とも言います。
このように子供たちに聞いていきます。
ところが、
9月9日は何の日ですか。
このように聞くと、子供達から特に思い浮かぶことはないと思います。
しかし、
昔は重要な日で、「重陽の節句」と言っていました。
もちろん、もう一つ大切な日があって、1月1日です。
元日ですね。
なぜ、お祝いの日は奇数の語呂合わせが多いのでしょうか。
このように村野聡氏は言います。
「日本では古くから偶数よりも奇数の方が縁起がいい数だと思われていました。縁起のいい数を組み合わせたんだね。」
このような奇数のエピソードを話しておくと、奇数がどのような数か印象深くなると思います。
ちなみに、五節句のもう一つは、1月1日の元日ではなく、1月7日の「七草の節句」です。