言ってもやらない子がいます。「ノートに書きましょう」と言ってもやりません。どうしたらよいのでしょうか。
こんな困り方をしている先生っています。何とかしたいのですが、この子に関わっていっていいかわからないのです。
そんな先生のQに、大門貴之氏が教育サークルの冊子で答えています。
「まずは、その子が、?できない ?やらないどちらなのかをよく考えてみます。
本当にできないのであれば、「?できない」です。本来はできるのにやらないのであれば、「?やらない」です。」
私たち教師は、とかく「できない」を「やらない」に捉えがちです。
「できて当たり前」「やって当たり前」だと考えるのです。
ですが、まず、「その子はできないのだ」と考えましょう。
「?できない子に、「ノートに書きましょう」と言っても、かわいそうです。ノートのどこに何を書くのかを教えます。書くことが少しでもできたら、うんと褒めます。「教えて、褒める」の繰り返しで、その子ができるようにしていきます。」
黒板に書かれていることを写すということが困難な子もいます。
そんな可能性も頭に入れた上で、まず、日付を書かせて、確認して、書けていれば褒めていきましょう。
こういうときのノートは、途中ではいけません。
新しいページの冒頭に書かせることで、どこに書くか明瞭になっていきます。
「日付を書きます。ノートの新しいページ。10/22。」
ノートに書かせるのは、こんなところからスタートするのです。