教育実習の挨拶は奇をてらうことはない

昨日、ある大学の教育実習オリエンテーションに、実習生を迎える教師の立場として、学生たちにレクチャーをしてきたという話をしました。

レクチャーの最後に質疑応答があって、複数の学生から質問があったのが次のようなことでした。

「子供に初めて自己紹介をするときのコツを教えてください」
「自己紹介をする時、何か工夫をした方がよいのでしょうか。普通にあいさつをした方がよいのか、それとも少しおもしろくした方が子供との距離を縮めることができるのか、知りたいです。」 「実習の初めに自己紹介があると思うのですが、私は小学校の時好きだった遊びや科目を言って、子供たちのとの話のきっかけを作ろうと思っています。」

なるほどと思いました。
学生たちは、新しく出会った大勢の人に対して自己紹介をしたことは、そんなになかったと思われます。
加えて、同年代でも、大人でもない小学生に対してです。
そんな小学生にどう思われるか、密かなプレッシャーなのだと思います。

でも、そんなに「奇をてらった」あいさつをする必要はないと思います。
ですから、私は、まじめに明るくあいさつすることを学生たち推奨しました。

そして、何も思い浮かばなければ、自分の名前の頭文字をつかった「あいうえお作文」が使えることを伝えました。
これって、常套手段ですね。

とにかく、
学生たちにとって、実りある教育実習になるよう祈っています。