「一気呵成に作り上げる」黄金の三日間

2021/04/03

新学期が、また始まります。
年度が変わり、心機一転、また、がんばっていきましょう。

さて、
年度当初は、作成する文書や提出する書類が多く、まさにてんてこまいだと思います。
しかしそんな忙しさにかまけて、学級づくりをおろそかにしてはいけません。

何しろ、黄金の三日間と向山洋一氏が呼んだように、子供との出会ってからの三日間は最も大切な三日間なのです。

最初の三日間は、前の学年で手がかかった子達も、今年こそはがんばろうと神妙にしています。
先生の言うことを、三日間だけはきくのです。

ですが、この黄金の三日間をのんべんだらりと過ごすとどうなるか。
黄金の三日間で、学級の仕組みやルール、授業の仕組みやルールを押さえておかないと、あっという間に学級が崩れていくのです。

子供達は十人十色の欲求・都合をもっています。

授業中でも、トイレ行きたいと思う子もいるかもしれません。鉛筆を忘れた子もいるかもしれません。
なんだかやる気もないという子もいるだろうし、眠いという子もいるかもしれません。
一方、バリバリ勉強したいという意欲満々な子もいるのです。
そんな欲求・都合を調整し、授業を成立させるようなに方向付けるのが、授業のルールです。

掃除についても、きれい掃除をしたいと思っている子ばかりではありません。掃除はやりたくないと思う子もいますし、短い時間ですませたいという子もいます。 雑巾はいやだけど、ほうきはやってみたいと思っている子もいます。
そんな要求さを調整し、掃除を成立させるように方向付けるのが、学級のルールです。

そして、そんな子供達の様々な欲求・都合を早く方向付けておかないと、子供達の欲求同士が戦いを起こしてしまいます。

そうならないために、この子供たちが素直になっている黄金の三日間に、一気呵成に授業の仕組みは学級の仕組みを作り上げてしまう必要があるのです。

「一気呵成に作り上げる」

ぜひ、やり遂げてください。