本の修理にセロハンテープはやめて

図書担当の先生にとっては、当たり前のことかもしれませんが、私は全く知らなかったのでした。
それは、本の修理にセロハンテープは天敵・御法度だということです。

司書の佐伯庸介さんがTwitter でこのように呟いています。

「#意外にこれ知られてないんですけど 図書館の本が破損した場合、利用者は直さなくていいんですよ。補修は司書の仕事ですし、セロハンテープとか貼ってしまうと劣化して本の寿命を縮めてしまうので(剥がし液使って剥がします)。だからそのまま返してくれー!」

https://em-tr270.com/L90494/b300/112891

いやいや、全く知りませんでした。

ちなみに横浜市立中央図書館で調べてみると、「図書館からのお願い」の中で、このように呼びかけていました。

「図書を破損した場合は、セロハンテープなどで修理せず、そのままの状態で、その図書を借りた図書館までお持ちください。」

セロハンテープで補修してはなぜいけないのでしょうか。
それは、セロハンテープは短期間で変質するため本が傷むからです。
ですから、セロハンテープで補修してあるのを見つけた場合、図書館ではセロハンテープを薬剤で剥がし、劣化しない専用テープで修理し直すと言います。

破損しないように大切に本を取り扱うのはもちろんですが、万一破損した場合はそのまま図書館に持って行って、専門家に修理してもらいましょう。

このようなことを、折に触れて、教室の子供たちに話してあげてください。