できている所だけを評価して褒める

高学年になってもじっとできない、チャイムが鳴ってもなかなか席につけない。そんな子供がいます。
もちろん、低学年の頃からじっと座っていることができず、叱られてばかりでした。

このようなADHDの傾向がある子に対して、どのように接したら良いのか、教育トークライン5月号において、安原こどもクリニック院長の安原昭博ドクターが、私たちが納得できるような説明をしています。 https://em-tr270.com/L90494/b300/112981

6年生にもなっても、まだ準備や着席ができない理由は、自尊感情が低いからだと安原ドクターは言います。
行動を正すには、自尊感情を高めてあげることが必要です。

「この子の良いところを見つけて褒める」

ことが必要だと安原ドクターは言います。

例えば、授業中にすぐに座れなくても、

「遅れても座れたらOK」

とします。
帰ってきて席に座るだけで褒めてあげれば、この子の自尊感情が高くなります。そうすると、また褒めてもらおうと思って、きっと早く帰ってきます。

例えば、宿題をまったくしなかったとします。
でも、プリントの10問のうち1問でもやれば、宿題をやったとことにするのです。
だから、1問解いた時に褒めるのです。
その子は、もっとしようときっと思います。

このように、

「できている所だけを評価して褒める」

ことで自尊感情を高めることができるのです。

その子の良いところどれだけ見つけられるか、それが勝負の分かれ道なのです。