不登校の子がオンライン授業に参加する際の配慮事項

このコロナ禍で、不登校傾向の子の中には、さらなる心理的な負担を感じるようになった子がいます。
それまで、なんとか継続して登校していたのが、また元に戻ってしまったという事例を耳にします。

不登校の子が、学習に参加し、また登校するきっかけにすることができるのが「オンライン授業」です。

しかし、そんなオンライン授業も不登校の子には、これまた不安なことなのだと思います。
そんなオンライン授業への配慮を、教育トークライン2021年5月号において、小嶋悠紀氏が、詳細に書いています。
https://em-tr270.com/L90494/b300/113011

これまで、このような配慮事項を聞いたことがなかったので、なるほどと思うことがたくさんありました。

まず、リハーサルをすることです。
ZOOMの操作を身につけ、その上に自分がどう映るのか、友達がどう映るのか理解することが、安心したオンライン授業につながります。

次に、カメラのオン・オフを選択できるようにすることです。
自分が映ることに非常に抵抗のある子もいます。カメラがオフになっていれば、抵抗なく参加できる子もいるのです。

そして、背景。
家の中を見られたくない子もいます。
その場合は、バーチャル背景を設定します。

このように、一人ひとりの状況・気になることに合わせて、不安な要素を取り除いていくのです。