文のねじれを直す

主語と述語を対応させ、ねじれていない文を書くことは、本当に難しいです。
教育トークライン2021年6月号において、三浦宏和氏が「文の組み立て」という国語の単元で、このことについて触れています。

この単元の最終的なねらいは、「文のねじれを直すことができる」ことです。
しかし、これがけっこう難しいのです。
というのは、日本語は、主語が明確でなく書かれていないことがけっこうあって、文の途中で、いつのまにか主語が入れ替わっていることがあるからです。 もうひとつ、主語に対応する述語が省かれてしまっていることがあるからです。」

三浦氏は、向山洋一の学級通信の文を紹介しています。

「僕は、明日の列車で、京都着は6時になります。」
これは「明日の列車で出発し」とか「明日の列車で東京を離れ」とか、前の文にも述語を入れなくてはならない。」

これは、省かれた?述語を補う例です。

しかし、
そもそも、文が、複文や重文になっているので、短い文に分けるのがわかりやすいです。

僕は、明日の列車で出発します。
京都着は、6時になります。

「。」句点を使って、短い文に分けて書く。

これが、「極意」?ですね。
そうすれば、文のねじれが見やすくなって、修正もしやすくなります。

教育トークライン
https://em-tr270.com/L90494/b300/113311