「スマホを操作できるか」を混雑率の目安に

昨日、「単位量あたりの大きさ」、いわゆる「混み具合」の単元に関連させて、列車の「混雑率」を話題にしました。
列車の混雑率とは、「混み具合」です。

「100%」=定員乗車。座席につくか、吊り革につかまるか、ドア付近の柱につかまることができる。

この100%を基準として、だんだん混雑していく目安が、次のように示されていました。

「150%」=肩が触れ合う程度で、新聞は楽に読める。
「180%」=体が触れ合うが、新聞は読める。
「200%」=体が触れ合い、相当な圧迫感がある。しかし、週刊誌なら何とか読める。
「250%」=電車が揺れるたびに、体が斜めになって身動きできない。手も動かせない。

ところが、最近、列車の中で新聞を読む人がいなくなっています。
だいたい、教室で「図工で使うので家の新聞をもってきて」と言っても、「家で新聞をとっていない」という子が過半数を占めているようになっています。

さて、その新聞に代わって、乗客が手にしているものがあります。
それは、スマホです。
そのスマホを操作できるかどうかを、この5月から、国土交通省は目安に入れたのでした。

「150%」=操作は楽にできる
「180%」=操作がしにくくなる
「200%」=長い操作は難しい
「250%」=スマホの操作は物理的に不可能

皆さんも、これなら混み具合が実感できるでしょうか。