休み時間を使って「ダンス隊」に教えるメリット

昨日、運動会のダンスを指導する際、事前に各クラスから「ダンス隊」なる子供達を募って、休み時間に事前に教えていたと書きました。

この「ダンス隊」(山本東矢氏は「ダンス見本隊」と呼んでいます)について、もう少し詳しく説明します。

そもそも、運動会のダンスは、1回の授業時間で、すべてを教えられることはほとんどないと思います。
高学年のダンスだったら、4〜5回かけてすべてを教えられるというのが、私の実感です。

ですから、ダンス隊にも、全部いっぺんに教える必要はありません。
だいたい、私の場合は15分〜20分ほどの休み時間を使って、ダンス隊に応募した子たちに教えるので、そんなに多くは教えられないのです。

私は、次の授業で教える部分のみを、例えば前日の休み時間にダンス隊に教えていました。
このやり方だと、いわば「授業の予習」みたいな感じでやることができます。

「ここは、このイメージ語が効果的だったな」とか、「この動きは一気に教えると難しいのでもっと細分化しよう」とか、逆に「ここはくどく教えないで、あっさりいった方がよい」とか、休み時間の練習をもとに、本番の授業の組み立てを変更していたのです。

少しばかり、休み時間がつぶれますが、時間をかけただけのメリットは「ダンス隊」にはあると思っています。

ぜひ、運動会でダンスをやる際は、「ダンス隊」(ダンス見本隊)を試してみてください。