「怒りを笑いに変えて」子供に向き合う「ぼく、わたしのトリセツ」

昨年の12月に紹介した「ぼく、わたしのトリセツ」という絵本。
この絵本は、大阪の小学校教師である松下隼司氏が描いたものなのですが、毎日新聞の大阪版に取り上げられました。

「ぼく、わたしのトリセツ」
https://em-tr270.com/L90494/b300/113751

https://em-tr270.com/L90494/b300/213751

抜粋して紹介します。
オススメです。

「ぼくは『ごめんなさい』がにがて。お手数ですが、『ごめんなさ』まで言ってあげてください。『い』だけなら言えます」

「『コラ!』とどなりたいきもちは分かります。そんなときは、間に『ア』を入れて、『コアラ!』とどなってください」

先生に怒られた子どもたちの目線に立ち、子どもと向き合うヒントを詰め込んだ絵本「ぼく、わたしのトリセツ」(アメージング出版)を、現役の小学校教諭が制作した。これまでの経験を基に文章をつづり、「怒るのは悪いことではないが、子どもは絵本に描いた楽しいやりとりの方が素直に聞いてくれる。絵本ならより多くの人に伝えられると思った」と話した。

(中略)

「怒りのコントロールで後悔したことがある人は多いはず。自身も教員をしながら怒りっぽい性格に悩み続けていた。4年ほど前、女の子に嫌がらせをして泣かせてしまった男子児童に強く当たりすぎたことを後悔し、怒りなどの感情を制御する「アンガーマネジメント」の講師資格を取得。さまざまな理論を学んで少し心に余裕ができたが、現場では理論が通用しない子どもばかりだった」と苦笑いした。

たどり着いたのは、絵本のようにいかに笑いに変えるか、だった。
「短くしかって、どうやって笑いに持って行くかを考えるのが楽しくなった。」
子どもたちがうまく言うことを聞いてくれたときや、逆に失敗したときを記録し続けたことが絵本の土台になった。

この絵本を参考に、「怒りを笑いに変えて」(怒りをコントロールして)子供に向き合ってほしいです。