個人的な給食の「掟」

昨日紹介した、「そのときがくるくる」(すず きみえ作)という今年の低学年の課題図書では、嫌いななすが食べられるかどうかがモチーフとなっていました。

実は、私は、自分が小学生のとき、給食を残したことがありません。
正確に言うと、2年生のあるときから小学校を卒業するまで給食を残したことがありません。

もちろん、好き嫌いは、他の子同様にありました。
ですが、なぜかよく覚えていないのですが、私は2年生のあるとき、

「給食は残さない」「全部食べる」

ことを「掟」として決めたのです。

当時、私は勉強でも運動でも、他の分野でも、別段目立って褒められるようなものはありませんでした。
ですから、「完食」ということで、何かしらの「達成感」を味わっていたのかもしれません。

とにかく、私は「掟」を守り、給食で出されたものをすべて食べました。

しかし、この自分の「掟」を、担任した子に強いたことは一度もありません。
あまりにも「個人的」の「掟」ですから。

やっぱり、私は、

「気長に、少しずつがんばって、そして、その日がくるのを「楽しみに」待っていよう」

そんな食べ物に対するスタンスがよいと思うのです。