心理的安全性とは

今週来週と、レベルアップマガジンでは、「心理的安全性」についてブックレビューしています。

この「心理的安全性」の概念は、ハーバード大学教授のエドモンドソン氏が提示したものです。
エドモンドソン氏は、このように定義しています。

「チームの心理的安全性とは、チームの中で対人関係におけるリスクをとっても大丈夫だ、というチームメンバーに共有される信念のこと」

難しい言い方ですが、この定義で重要なのが「対人関係におけるリスクを取っても大丈夫」という部分です。

逆に言うとわかりやすくなります。
「対人関係におけるリスクを取ったら「罰を受ける」」職場が、心理的「非」安全なチームです。

例えば、

・率直に意見を言うと、場の空気を壊したり、自分が嫌われたりするリスク(罰)
 →だから言わなかった
・よく分からなくて質問をしたいが、聞くと何も知らないやつだと思われるリスク(罰)
 →だから聞かなかった
・上司の意見と自分の意見ではかなりの違いがあったのが、失礼な奴だと思われるリスク(罰)
 →だから上司の方針に従ったが、うまくいかなかった

でも、こんなリスクのことを考えて行動するエネルギーを、他の建設的なこと(論議する、アイデアを出す、助け合う、認め合う・・・)に向けた方がよいに決まっていますね。

さて、皆さんの職場は、心理的安全性が確保されているでしょうか。