「国語に関する世論調査」ビデオ通話やウェブ会議等で気を付けていること

文化庁が結果を公表した「国語に関する世論調査」(令和2年度版)では、コロナ禍におけるオンラインが、コミュニケーションにどのような影響を与えたかという調査もされています。

では、「情報機器を使ったビデオ通話やウェブ会議等をしたことがあるか」についての調査結果です。

全体の46.2%の人が「ある」を選択しています。

これって、私にとっては意外と少ない感じがしました。もっと、オンラインによる会議やミーティングをやっていると考えていました。

そして、「ビデオ通話やウェブ会議等で気を付けていること」についての回答です。

・自分が話すタイミングに気を付けるようにしている 58.4%
・はっきりとした発音で話すようにしている 53.6% 
・映り具合や音量の設定などに気を付けるようにしている 48.3%
・声の大きさに気を付けるようにしている  44.8%
・話す速さに気を付けるようにしている  42.1%
・ほかの人の話を最後まで聞くようにしている 40.2%

これが、上位6つです。

これを見てみると、オンラインのコミュニケーションで気をつけていることで特徴的なのは、

「相手が話しているときは、自分は話さない」

ということです。

そうですよね。
二人同時に話すことはできません。

ですから、「ほかの人の話を最後まで聞いて」「(ほかの人と重複しないように)タイミングに気をつけて話す」わけです。

皆さん、それなりに苦労してオンラインでコミュニケーションしているんだなあと思います。

いやいや、オンラインではファシリテーターや司会が重要なわけですね。