手を挙げるときは、天井を突き刺すように

昨日のメルマガで「社会科の授業名人と言われた野口芳宏氏」と書きましたが、ボォっとしていました。
社会科の授業名人は有田和正氏でした。
大変失礼しました。

では、今日は「国語科の授業名人と言われた野口芳宏氏」が使っていた、子供たちがイメージしやすい言葉を紹介します。

野口氏は、子供に手を挙げさせるときに、こんな指示を出していました。

「手を挙げるときは、天井を突き刺すように」

えっ、ですね。
でも、この指示を聞いたときに、私は「すごい指示だなあ」と思いました。
イメージがありありと目に浮かび、強烈ですものね。

普通、「しっかり手を挙げなさい」とか「手を高く挙げなさい」と言うものです。
そうでなく、「天井を突き刺すように」です。

この言葉を使って指示すると、本当に子供たちの手がまっすぐピンと伸びた手の挙がり方になっていきます。

ぜひ、まだこの指示を教室でやったことがない先生は、やってみてください。

ただ、この指示の後に、余分なことを言ってはいけません。

「手を挙げるときは、天井を突き刺すように」
「ただ、突き指しないように気をつけなさい」

なーんてね。