対人関係の困難性への対応(低学年)

昨日は、小嶋悠紀氏による対人関係の困難性のアセスメントを紹介しました。
今日は、アセスメントした後の対応についてです。
教育トークライン2022年1月号
https://em-tr271.com/L90494/b300/115571

小嶋氏は、低学年に対しては、次のように対応すると言います。
それは、

「しっかりと介入支援をする」

ことです。
遠慮せずに積極的に、手だてを講じていくことを推奨しているのです。

まず、予防的な介入として、

・けんかになる前に止める
・休み時間は一緒に遊んでトラブルを未然に防ぐ

ことをあげています。
これは、いやな感じ?になりそうな予感がしたら、先生がしゃしゃり出ることでトラブルを回避しようということです。
ぜひ、「ちょっと待ったー」を多用しましょう。

そして、感情が高ぶったときの対応も示しています。

・攻撃的な言葉が出たら、違う部屋に連れて行って落ち着かせる

これは、「クールダウン」ですね。

このクールダウンは、クラスの子全員に「予告」しておくべきことです。
「頭がカッカしていたら、きちんと話をすることも、話を聞くこともできません。ですから、頭を冷やして落ち着くように、違う部屋にいてもらいます。」 などと言っておけば、スムーズにクールダウンさせることができます。

もちろん、対応として

・良い行動を褒めて強化する

こともあります。

とにかく、低学年の場合は、ためらいなく手だてを講じていきましょう。