「成年」の年齢が18歳に引き下げられる

今年2022年の4月1日から、「成年」の年齢が18歳に引き下げられることはご存知だと思います。

一体何が変わるのか、大元の法務省のサイトで調べてみました。
https://em-tr271.com/L90494/b300/115921

まず、
「なぜ十八歳に引き下げるのか」です。

これについては、
・憲法改正国民投票の投票権年齢や、公職選挙法の選挙権年齢などが18歳と定められたので、民法についても18歳が適当であると考える。 ・世界的にも、成年年齢は18歳とするのが主流である。
などと答えています。

次に、
「成年年齢の引き下げによって、18歳で何ができるようになるのか?」です。

これについては、
民法の成年年齢には、一人で有効な契約をすることができる年齢という意味と、父母の親権に服さなくなる年齢という意味があるので、 ・親の同意を得ずに、様々な契約をすることができるようになる
例(携帯電話の購入、アパートを借りる、クレジットカードの作成、ローン契約など)
・自分の住む場所(居所)、進学や就職などの進路決定について、自分の意思で決めることができるようになる
などと答えています。

そして、
「お酒やたばこが解禁される年齢も18歳になるのですか?」です。

これについては、成年年齢が18歳に引き下げられても、
・お酒やたばこに関する年齢制限については20歳のまま維持される
・公営競技(競馬、競輪、オートレース、モーターボート競走)の年齢制限についても、20歳のまま維持される
のです。

付け加えるなら、
「女性の婚姻開始年齢を18歳に引き上げる」ことも合わせて、今年2022年の4月1日から改正されます。

社会の授業等において、このような成年の年齢引き下げについても、ぜひ、取り扱ってほしいです。