あまりが出たら、おとしだま

4年生の算数で、小数の割り算をして、余りが出る場合があります。
割り算の操作自体は、小数点を無視して普通に計算するわけですが、あまりが出た場合、その数字のままではいけませんね。

教科書にはこのように書いてあります。
「余りの小数点は、割られる数の小数点に揃えてうつ」

ただ、このように教えても、実際の計算ではうつのを忘れてしまう子が続出するのが実情です。

こんなうつのを忘れてしまう実情に対して、合言葉による対策を提示しているのが、教育トークライン2022年2月号、石坂陽氏の「合言葉にしてエラーを防ぐ」という原稿です。 https://em-tr271.com/L90494/b300/115971

石坂氏は、このように言っています。

「しかし、この通りに押さえても、あまりへの小数点を打ち忘れる子供が多くいる。少なくとも私が担任してきた子供達はそうであった。 そこで、次の合言葉を告げる。

「あまりが出たら、おとしだま」

あまりがあると、小数点を下す作業のことを、合言葉にしてしまうのである。」

なるほど!
「おとしだま」といって、小数点を球となぞらえるのです。

これなら、子供たちの記憶に残りやすいです。
お勧めです!