パペットの役割

教育サークルで開催した1年生担任のための教え方セミナーにおいて、あるメンバーがパペットを紹介しました。
パペットは、1年生ならではのアイテム、グッズだなぁと思います。

私が使っていたパペットは「かえるくん」でした。
これは、定番?と言えるかもしれません。なぜって、私がどんなパペットをもっていますかと聞いた1年生担任の経験者が、複数使っていたからです。 もちろん、自分の好みで「ドラえもん」でも構わないと思います。「くまもん」でもいいかな。

ただ、私の場合パペットの役割は「失敗する役」や「困ってしまう役」でしたので、かしこいイメージのパペットは使いたくなかったのです。

例えば、
先生「12-7?」
かえるくん「3です。」
子供たち「違うー!5です。」
かえるくん「どうして?5なの?」
子供たち「それは、・・・・・だから」

例えば、
先生「ねえねえ聞いて、かえるくんに困ったことがあるんだって」
と子供たちに呼びかけます。
かえるくん「あのね、ぼく国語のノートをわすれちゃったんだ。勉強できないよ。どうしよう」
先生「かえるくんはどうすればいいの?助けてあげて」
子供たち「先生に言うと、ノートを貸してくれるよ。」「算数のノートに書けばいい。」「ぼくのを分けてあげる」・・・
先生「そうだね。かえるくんみたいに、ノートをわすれて困ったら、先生に言ってね。先生がノートの代わりになる紙をあげるから、だいじょうぶだよ。他の算数とかのノートに国語のお勉強のことを書くのはやめておきます。」

こんな感じで、失敗したり悩んだりする役なのです。
先回りして、転んでもらう?のが、私の使うパペットの役なのです。