「尻ぬぐい」の仕事

今日の話題は、「ブルシットジョブ」(クソどうでもいい仕事)の3つ目のタイプです。
実は、ブルシットジョブのタイプは5つあるので、この話題は、明日以降もう少し続きますね。

3つ目のタイプは、「尻ぬぐい」と呼ばれる仕事のタイプです。英語では「duct tapers」で、本来はガムテープのような補修テープを意味します。 ですが、ソフトウェア産業で、補修作業=尻ぬぐい作業についても、この言葉が用いられているのです。

ただ、この「尻拭い」タイプの仕事は、誰かがミスをしたときに、それをカバーする仕事ではないようです。
ミスは必ず起こることで、それを最小限にして、盛り返すことは、価値のある仕事なのです。

そうではなくて、同僚や上司が不注意・無分別な判断や行動をしがちだったり、無能だったりした場合は、ミスを一つカバーしても、次から次へとミスが起こります。 それだと、カバーすることだけで精一杯で、なんら生産的なことではありません。

強引な言動の上司、気ままな言動の上司、そんな上司がいると、部下はその言動に振り回されたり、苦情が出ないように立ち回ったりしなくてはいけません。 それって、本来の仕事ではなく、無用の仕事です。

学校においても、残念ながら、そんな「尻拭い」の仕事が折に触れて生まれています。